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第六九〇回('18年4月1日 放送)
 「激動『金正恩』! 『佐川氏喚問』! これで『幕引き』か…」

ゲスト: 鴨下一郎 氏/玉木雄一郎 氏

御厨

「玉木さん。『森友の方がTPPより重大だと考えているのが日本の新聞のレベル』という麻生財務大臣の発言。ズバリどうご覧になります」

玉木

「反省がないと言わざるを得ませんよね。TPPの新聞のことを揶揄して発言されておられますが、ただ、麻生大臣も新聞を読んでおられなかったということを後で認めておられて、例えば事実関係も間違っていて、ペルーに行ったとおっしゃってましたが、TPPはチリで閣僚会合行わていましたし、そもそも締結まだされてませんので。そういったこともちょっと上から目線でこういうことをね、今まさに決裁文書の改ざん問題の行政の最高責任者という立場にあるので。もう少し真相究明に全力を挙げて国民に説明を真摯に果たそうという気持ちをね、しっかり見せて頂きたい。こういうのを聞いているとですね、結局まあ時が経てば国民も忘れるなと。もう既に麻生さん自身が忘れてしまっているような感じなので。これでは真相究明はほど遠いなと。財務省に任せていたんでは真相は明らかにならないなということを強く感じましたので。まあ、こういうことをおっしゃることも含めてですね、責任を取って、私は速やかに辞められるべきだと思いますね」

御厨

「鴨下さんいかがですか」

鴨下

「この新聞とTPP11のことについてはですね、弁解の余地はないんだろうと思います。ただ、麻生財務大臣はいわばそういうキャラクターのお方だから、まあ我々は『また言ってる』というふうにしか思いませんけども。ただ、ことこの問題については非常に深刻な事ですし、実際に国民の皆さんの関心は非常に高いし。なおかつ様々な部署で、大変ご苦労している方もいるし。場合によっては近畿財務局の方の中にはですね、自らの命を絶ったというようなことも含めて、色んな波及していく大きな問題の中の話ですから。もっと我々は深く反省し、なおかつ説明を尽くしていくというような姿勢を、やはり財務大臣もより持って頂きたいなと思いますね」