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第六二五回('16年11月27日 放送)
 「トランプショック『大丈夫』か…」

ゲスト: 野田聖子 氏/藤井裕久 氏

御厨

「29日にはオリンピック会場の見直し4者協議があります。野田さん、これまでの小池都知事と森元総理との対立も含めて、どうご覧になってますか」

野田

「小池知事っていうのは、今までの前の代の知事の色んなお荷物を、それもちょっとマイナスの荷物を、全部ボンと放られた感じで。今まで見て見ぬふりでここまで膨張しちゃったものを、今こじ開けて、そこの中に入っている悪いガスをフワーっと出して、そしてまた再調整をするわけですけど。それが、やっぱりわざわざ長沼に行くことでもあったし。ただ都庁の人が「これが良いんですが」「良きに計らえ」ではなく、自ら視察に行って自分なりに検討して、答えを出すということで。私は都民の人にきちんと説明責任を果たしていると思うんですね。その結果が何であれ、やっぱり努力というのがあって、情報公開することによって、結論に導かれたということを見せることは、これまで東京都がやってこなかったことですけど、当たり前にやるべきことをやっている最中ではないかと思っています」

御厨

「藤井さんはいかがでしょう」

藤井

「私はですね、本当に小池さんが求めていたのはね、伏魔殿的な都議会の体質だったと思うんです。それに色んなものが出てきちゃったでしょ。収拾がつかなくなってるんだと思うんですよ。その都議会の伏魔殿的体質だけはやってもらいたいと思いますね。お金の問題になってますが、お金の裏には伏魔殿があると考えざるを得ないんです。それからもうひとつ、ここで一点あえてもう一回言いますけどね、直下型地震。災害だけはね、あの人がひとことで良いんですよ。今ね、東京消防庁だとかね、区役所はやってますよ。だけどそれだけじゃなくてね、小池さんが、知事が、「これは大事です」とひとこと言って、あとは任せたら良いですよ」