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第六一八回('16年10月9日 放送)
 「秋の『議会』開幕…」

ゲスト: 二階俊博 氏/漆原良夫 氏

御厨

「さあ、都知事選挙に始まって、東京オリンピック見直し、豊洲市場移転延期などで小池都知事と都議会、自民党と三者の関係が複雑になっている感じがしますが。これを二階さん、どうされるおつもりでしょう」

二階

「知事選挙終わってね、自分の考え方、また選挙中に色々ご意見もいっぱいあっただろうから。それに基づいて、いっぺん知事として確かめてみたい、検証してみたいということは分かりますが。何もかもみんな放り投げて一からやると言うんじゃあね、間に合わないですよね。そういうことを考えると、常識的なところを関係者で探っていかなきゃいけない。東京都というのは世界の東京ですよ。ですから、その事を考えるとね。オリンピック成功も良いけど、立派な成果を都政として収めていかなきゃ、日本国としては具合が悪いじゃないですか」

御厨

「なるほど。豊洲は、つまりは安全対策が注目される中で、土を掘り起こし、その上に盛り土をしたから大丈夫だと言われて、多くの人が信じてみたら建物の下には盛り土がなかった。そして、環境基準値以上の地下水も検出されたと。漆原さん、これはどうお考えになります」

漆原

「盛り土の問題、どういう経過で盛り土がなくなったのか。今回の一般質疑でも大変な議論をされてました。で、それと要するに都庁のガバナンスの問題。今、一生懸命議論をしてますよね。もうひとつ安全性の問題というのが、大事な問題がありますね。したがって、議論は都庁のガバナンスの問題と、それから豊洲の安全性の問題は、分けて整理して論じる必要があるんだろうなと。で、出来るだけ早くやらないといけないのは、安全性の確保の方を早くやらないといけないんじゃないかなと。そんな気持ちをもっております」