「我々が公共事業の見直しをして、3年間の民主党政権で32%の公共事業を減らしたんですね。その大きなひとつは、作ったら終わりじゃないんです。作ったら維持管理にお金がかかるということで、より費用が膨らむと。で、この2520億円で作った場合、ある専門家の方に伺ったんですが、年間おそらく70億円くらいの維持管理費がかかると。そして同時に、50年くらい経つと全て更新をしなきゃいけない。そうすると作ったお金の1、5倍くらいかかるんじゃないか、という事なんですね。したがって、作ったら終わりではなくて、我々これ民主党政権の時に最後は決めたんですけど、1300億円ですよ。これでスタートしようとしていたし、全体も7000億円程度だったのが、2兆円規模になるということは、この新国立競技場のみならずですね、ひとつひとつ洗い直して本当に圧縮する努力をしていかないと。作ったらそれで終わりではなくて、ずっと血税を垂れ流し続けると、こういう事ですので。これはかなり深刻な問題として受け止めた方が良いと私は思いますね」
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