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第五五四回('15年6月28日 放送)
 「『戦後70年』の夏に・・・」
 ゲスト: 藤井裕久 氏 / 片山善博 氏

御厨

「(「マスコミ懲らしめるには広告収入なくせ」「沖縄2紙つぶさないと」など)党のほうでこんな発言が出てしまったわけですが、藤井さんはどうご覧になります」

藤井

「まずね、亜流中の亜流、私もその当時自民党員ですけどね、亜流中の亜流の人は言ったかもしれませんがね、自民党はこんなこと言ったことありませんし。だいたい、自民党の会でね、こういうことを言える雰囲気がなかったと思うんですよ、昔の自民党にはね。これを堂々と言うということはね、自民党も少しおかしいんじゃないかと私は思います。謝るのは当然のことだと思いますが、おかしいと思っておりますね。もっとはっきり言わせて頂くと、そういう人を任命した人の責任は大きいと思いますね。分かってたはずです、この人がどういう意見の持ち主か。特にマスコミを潰すなんてことはね、常識的に考えられないんです、私にとっては」

御厨

「藤井さんはこうおっしゃいましたけども、片山さんはどうです」

片山

「言語道断ですよね。我々の民主主義の政治、社会というのは表現の自由で成り立ってるわけですよね。異論反論があって、それが共通の土俵に出てきて、その中で議論をしながらどれが良いかってことを選択していくわけですね。その土俵自体を封じ込んでしまって、一方の当事者は土俵に上がれないようにしようという事でしょうから、もってのほかですね。これ例えば、どなたがどういう事を言ったかちゃんと分かった段階で、国会議員の皆さんの中にそういう発言があったんであればね、これ厳重注意で済む話ではないと思いますね。それこそ藤井さん言われるように、従来の自民党であれば、きちっとしたもっと強い処分を当然されるべき事だろうと思いますね」