「今、自民党と公明党で議論始まりましたけどね、これは言うなれば、去年の閣議決定に照らし合わせてこれが閣議決定の範囲内に入るかどうかの議論をするんだと思いますがね。そもそもその閣議決定というのが憲法9条から見たら、例えてみればゴムひもでいえば相当伸ばしている訳ですよね。今度はその伸ばしきったゴムひもから更に伸ばすかどうかの議論をしてる訳でして。やはり原点に戻って、今回の議論の対象となっている行為が、憲法9条から見てどうなのかという議論にしなきゃいけないですよね。伸ばしたゴムひもの閣議決定からでは本当はないはずなんです」
「で、私はね、この問題はこれで法律になれば国会で議論されるんでしょうけど、歯止めはやっぱり最高裁なんですよね、憲法解釈ですから。今は政府が出したひとつの言うなれば学説みたいなもんですよね。その学説に基づいて法律を作った時に、それが憲法に抵触するかどうかってのは司法の判断ですから、どこかで司法の判断を仰げるような算段はないのかなっていう気はするんですよね。このまま政府がどんどん独走するんじゃなくて、どこかで司法が判断を加える。これ訴訟にならないと判断出来ないっていう建前になってるんですけどね、どこかでなにか訴訟の糸口でもないのかなって気がするんですけどね。そうしますとね、ある程度メドがつきますよね、良いのかどうかってのは」
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