「ですから、今の時代を生きるお金は、今の時代で払わなければならんのです。それを次の時代に先送る、そして次の時代の人達は今、選挙権ない訳ですよね。自分たちは選べない、だけども借金は払うという義務だけは負うという事になる訳で、それはどう考えても許される事ではないと思っています。今の時代を生きる金は今の時代で払わないといけない。だから消費税を上げなければならんという事は、それは1年半先送りますけども、確実に上げるということです。その間に地方の経済の活性化も含めて環境を整えなくてはなりませんし。と同時に、その間に財政が悪化する事を避けなければいかん。財政規律は守っていかなければならない。とすれば、当然社会保障の改革という事はやらざるを得ないです。でもその時に本当に困窮しておられる方、そういう方に対する手当というものを削るような事があってはならないし、次の時代の担い手である子育て、こういうものを下げることはあってはならないんですよね。ですから、どの層に、どのように充填化をしていくべきなのかというお話はしなきゃいかんでしょう。そして、子育てと違って介護とか医療とか年金とか、そういうものはリスクを回避出来なかった方に対する保険としての手当な訳ですよね。リスクを回避出来た方に対しても同じ手当をしてしまったらば、それはもう保険ではない、贈与になってしまう訳ですよね。そうすると、これはいくらお金があっても足りない。どうすれば一番困ってる方々に手厚い給付が行くかという議論は避けて通れないです」 |