御厨 |
「さあ、北朝鮮のほうは、報告は「いつでも可」と言っている訳ですが、菅さんこれ、調査は進んでいるんでしょうか」 |
菅 |
「まずありますように、最初の報告は夏の終わりから秋の初めという非常に幅のあるんですね。ただ現時点においてはですね、まだそういう情報っていうのは正直言って入ってません。ただ私どもが北朝鮮に望んでいるのは、やはり誠意を持って、しっかりとこの調査をして欲しいと、そういうふうに思います」
|
御厨 |
「増田さんどうですか、これご覧になってて」 |
増田 |
「非常に幅ある中で、丁度今くらいの時期は秋の初めくらいなんでですね。もう本当に今週ね、明日も連休なんで休みなんですが、火曜日以降、週末まで劇的なことが行われるんじゃないかなと言う事と同時にですね。やはりソンイルホ氏が拉致被害者だけじゃなくて、いつも特定失踪者だとか日本人妻、残留日本人とかセットで言っているのでですね、このあたりに何か向こう側の意図が透けて見えるような。端的に言うと、それだけ日本も良い物を出せと言っているというように聞こえてですね。どういう対応をするか、とにかく今週は緊張感を持って見たいと思います」
|
御厨 |
「なるほど、増田さんはそうやって緊張感を持って見ておられると」 |
菅 |
「ようやくですね、長年に渡り扉が閉ざされていた訳ですよ。その硬い扉を総理の執念で、私たちはこじ開ける所まで来ました。ですからまさにこれから正念場の交渉がこれから始まるという事ですよね」
|