「そして菅さん。法人税の減税ですね、これ安倍総理はやる気を見せてらっしゃるんですが、与党内には慎重な意見があると聞いています。菅さんはどういうふうにお考えでしょう」

「これはですね、私たち自民党そのものがですね、衆議院選挙戦で、世界と競争できる環境を作るという形で法人税引き下げというのは明言してますよね。これは党の選挙公約として。それと同時に、総理がダボスで発言をされました。そこはしっかりと党でいろんな問題ありますけども、そこはやはりきちっとした形で来年からどうしてもやりたいというふうに思っています」

「増田さん、この件はいかがですか」

「最終的には党税調で判断されるんでしょうけれども、私も政府税調のメンバーで、今その議論をやってるんですよ。どういう企業を対象にどういうねらいで法人税を下げるのかですね、そのあたりを詰めて。あと、減税した場合にじゃあ税収はどうなのか。よく税収のパラドックスって、下げても税収は減らないってヨーロッパの例もあるし、必ずしもそうではないって例も色々あって、財政健全化も実現しなければいけないんでですね、まあ総理はやられるって言ってますんで、必ずやらなくちゃいけないんでしょうけども、後にきちんと悔いが残らないような増税の仕方考えなくちゃいけないと思いますね」