「いやまあ閣内不統一というね、事を言われないように配慮したと思いますけどね。公明党は平和というのを最大の目標としてやってきた政党でありますし、いく度か自民党と連立を組みながら時には別れようとする、そういう困難を私は古賀さんと二人で修復し信頼関係を増幅して、なんとかこの両党が信頼に答えていけるようにと努力してきたひとりでありますので。今の総理の発言は国会と言う国権の最高機関をね、無視した考え方であって、最初は憲法改正の三分の二条項を二分の一に変えようと、そういう姑息なことで出かけた。そして法制局長官の解釈が一貫して今まで武力の行使を認めてこなかったら他から持ってきて、そしてその人が変わった答弁をしてくれることを期待しとったら、この人が入院をしてしまって次の人が決められない。そういう中でね、この間のようないわゆる自分の解釈によって、自分が答弁することによって方向が決まることが出来るんだという、我が国の国会とそして内閣とのあり方に、三権分立の基本に立ち返って、非常に問題のある発言をされたと言うのは非常に残念であって。国会議員であり総理である人が、もう一度こういう雰囲気の中にのめりこまないで冷静に考えてくれなければ国の基がおかしくなる、そんな感じが致します」
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