「なかなか難しい問題ですよね。まあ交流を深めていくというのはどのチャンネルでも盛んにやるべきだと思いますね。両国の関係が冷えてれば冷えてるほどね、どんな小さな繋がりでもやはりお互いの交流を閉ざしてはいけないと思いますね。
そう言う意味では6月、野中先生を団長として訪中が出来たと。そして様々な方々と、おそらくナンバーファイブ、あれ5位って言ってましたかね。劉雲山なんていう、ああいう人たちとお会いした人、まだ誰もいないんじゃないですかね。そういうことで成果を上げることが出来たと。それは何も国会議員同士の交流だけじゃなくて民間もあるし、地域交流もあるし、色んなルートがあると思うんですね。こういう時だからこそ、そうした交流を閉ざさないように努力していくと言うことだと思います。
ひとつだけね、やっぱり今お話があった尖閣の棚上げ論と言うのはね、これはちょっと僕は野中先生とは考えが違って。そう言うことを前提としたね、日中の首脳会談と言うのは、私は難しいんじゃないかと。お互いの国の歴史と違うところは認めていかないといけない。それを呑み込んだ上で私は日中間の外交を正常化していくと、言う意味ではね。これありきだよっていうものが何かひとつあるとそれが棚上げ論であれ何であれね、その時その時の現実を踏まえた中で一番良い選択と言うのが国交正常化の時のひとつの選択であったと。今それが通用するのかと言うことは、よほど私どもが考えなくてはいけない難しい問題だろうと思いますね」
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