「しかしやっぱり自民党1党独裁では民主主義にならない。自民党がしくじった場合、いつでも自民党にかわって政権をとれるもう一つの2大政党がなければ国民の選ぶ権利がなくなるという思いで、私は2大政党に命をかけて、民主党をやっと政権をとれる政党のところまで持ってきたわけですがね。
ところが、毎日、テレビを見ると、名前は覚えられないけども、今度党をつくった、こうつくったということ。これは、自民党も民主党も国民から魅力がなくなっているためにこういう動きがあるという反省はしなくちゃならないけどね。しかし、そのために国会議員というのは軽くなっちゃった。
僕は、ほんとに残念なのは、今度僕の後継者は出せないんですよ。僕は若い者に、あった。ところが、そいつらに出ろと言ったら、みんな僕に手をついて、立候補するのだけは勘弁してくださいって。僕は長い政治生活で今まで、私を出してくださいといって手をついて頼まれたことはあるの。私を候補者にしないでくださいって、若い者に手をついて頼まれたのは初めてで、国会議員というものが国民から魅力がなくなっちゃった。これは明日の日本のために心配だ」 |