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第四一六回('12年9月23日 放送)
 「次の総理に告ぐ」…まずは民主。今週、自民。
 ゲスト: 片山善博 氏 / 浜矩子 氏

御厨

「片山さん。この反野田の党運営批判、あるいは消費税批判、これどう思われます?」

片山

「国民に向かって言われても非常に当惑するんです。その都度その都度プロセスをたどってきてるわけですから。もちろん川内さんなんかにしても、その都度消費税のときにしても激しくやられてますけど、でも一つ一つ一応決着してきてるわけです。それはある程度やっぱり受け入れなきゃいけないと思うんです。とにかく棄権の人もおられたんですけども、決まったわけですよね。その決まった結果は国民は甘受しなきゃいけない。そのときにこれはおかしいんだ、ああだこうだと言われると、一体何だったんだろうかと思いますね」

御厨

「浜さん、いかがですか」

「そもそもあんな差が出て、大差で野田さんが勝利するんだったらば、何であんなにいろいろ出てきて、時間を費やしてああいう戦いをしたのかっていうこと自体に非常に腹が立つところがあります。もうその他の人たちが言っていることはみんなアリバイづくりのような、自分たちは実はこういう見識を持っていたのであるということがどっかに残っているために言っているという感じであって、結局のところみんな自分のことしか考えていない、自分さえよければ主義に陥ってしまっているということですね。これはやっぱりまさに我々国民のことを頭の片隅にでも置いているのかという、あんたたちだけの世界に入っちゃってるんじゃないのっていう感じですね」

御厨

「片山さん、とりわけ与党の代表候補者が、選挙結果では離党するよということを平気で口にする。これどうなんですかね」

片山

「これは政党としては異様なことです。現状を見てみますと、やっぱりそれほど、それぐらい民主党は求心力なくなってるということですよね。非常に皮肉なことなんですけど、去年の代表選挙で野田さんが代表に決まったときに言ったことが、これからノーサイドで行きましょう、みんなで党を一つにしてやりましょうと言ったんですけど、1年たったらこの結果なんですね。ですからリーダーとして、党首として、党の代表として、やはり消費税は確かになし遂げたかもしれませんけれども、党運営では大失敗だったと思いますね。ノーサイドどころか、もう本当にばらばらになってしまいましたよね」