「自民党の方々とも非公式に食事をしながら話をするという機会がありますけれども、ご理解いただけるのは、中身の少々の違いはまだないわけではありませんが、財政と社会保障の問題として、現時点で消費税を2年後から3%あるいは5%に上げていく必要性について否定される方は、自民党の中堅以上の方々は、ほとんどいらっしゃらない。そして、これを多分解散総選挙前に片づけると言うと語弊がありますけれども、決めると。決めなければならないと。
もう一つはエネルギーの問題ですね。原発をさあ、どのように時間軸の中で、つまり時間の中で脱原発依存なのか、脱原発そのものなのか。それは何十年の中で何に置きかえていくのか。当面は再稼働も、武村先生がおっしゃるように部分的か、あるいは40年たったのはやめてもらうということも含めて、このために現時点では「少々」なのか「相当」なのかはともかくとして、再稼働をお願いしなければいけない。これについても決めなければいかん。
それからもう一つは、憲法違反と指摘されている衆議院の定数問題も決めなければいけない。あるいは定数削減と定数是正。
この三つは解散前にやっておかないと、もしそのことを棚上げしたまま解散をやってしまうと、その後がむちゃくちゃになるよねと。これはどうしても解散前にやらなきゃいけないよねという話は、僕はほとんど一致しているような気がしてしようがないんですね
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