「私は一つの会の会長をやっておりますね。それは要するに中期的に見て、社会保障は1960年代には日本は極めて進んでいたんですよ、国民皆保険、国民皆年金。
ところが、そのときの条件が崩れたのは事実なんです。
まず、高度成長はなくなったということです。それから、合計特殊出生率が当時は2を超していたんです。それがなくなった。それからお互いに助け合うという地域社会、家庭、企業。そういうものが崩れたんですよ」
「その崩れた前提に立って、かつ社会保障を充実しなきゃだめだというのが我々の結論なんです。それはどうかというと、それは消費税と一体でやるんだと。これが我々の考えでして、社会保障を充実する条件が1960年代よりも全く変わったけど、充実するというところに焦点があるんです」
「そして、それに基づいて今の消費税という問題があるわけで、私はその原点に戻れと初めから言っているんですが、今の総理は参議院選挙でオーバーランだと、ここで申しましたね。オーバーランなんです。だから、原点に戻ると今のような話になるんです」 |