「ある意味では非常にアメリカの現状と似ていることは、自民党の支持率が上がって民主党を上回っているというのは、多分自民党は、本当に前よりもよくなった、いい政党でまた政権を任せたいという気持ちがある人は少ないと思います。
それは、アメリカの共和党の支持率が下がったのと同じで、要するに現政権に対しての批判が野党の支持率が上がる結果になるんだけれども、見ているとこのままでいけば20%台に入っていって、それを切ったら政権は非常に危険ですよね。例えばもしも選挙があったら、改造しても解散して総選挙したら、自民党も民主党もどの政党も過半数をとれないで、大きな政党再編が始まるという可能性もあって、何かもう数カ月以内に大きな政治の変化が起こるような気がするんだけれども。
一番の問題は、数年、しばらく安定した政権ができない、思い切った政策もとれない。世の中が早く動いている中で、日本はこういう不安な政治で麻痺状態、非常に残念なことです。危険なことです」 |