時事放談 トップページ 毎週日曜あさ6:00〜6:45
過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
第三〇八回('10年7月4日 放送)
 「あと一週間で選ぶ」
 〜何が問われるのか〜
 ゲスト: 武村正義 氏 / ジェラルド・カーティス 氏

― 菅総理 “消費税発言”にブレ?
御厨

「武村さん、この消費税に踏み込む。そして今度は慎重になる。そして今度は具体案を口にする。どうですかね、この在り方は」

武村

「とにかく選挙前に踏み込んだのは私はむしろ拍手をしているんですが。しかしよく考えると自民党が谷垣さんがもう10%を決め、財政健全化責任法を野党として提案をし、5年間でプライマリーバランスを半分にするということも先行して決めてるんですね。

それを民主党が追っかけたという感じで。まぁ追っかけてもいいことはいいんですから。それはいいことだと思いますが。菅さんもやっとこの問題を真正面からアプローチして選挙で国民の審判をあおごうという決断をしたんだと思うんですね。であれば後はあんまりふらふらしないでほしいなと。

堂々とその道を行ってほしいしあんまりふらふらするといろんな悪い例が先輩の例にありますように、大平さんをはじめ。そういう失敗にならないでほしいし。もう国民の半分はやむを得ないと。嬉しいことではないけどやむを得ないという認識を持ち始めてるんですから。そこに真面目に訴え続けてほしいと思いますね」

御厨

「カーティスさんどうですか。ぶれないように菅さん気をつけてはいるんだけどやっぱり見るとこんな感じなんですけど」

カーティス

「非常に残念ですね。やっぱり消費税を上げなければならないと思う日本人がけっこう多くなってるんですが。具体的にどういうふうに上げる…具体的な方法がまだわからないからいろんなこと言い過ぎてますよね。

ですから一番最初に言った年内に案をまとめると。だからそれだけ言えばいいんですよね。だから具体的に300万円とか400万円の収入の人たちに返すとかああいうことなんかは、思いつきっていうのは何か野党のリーダーが言うような感じで総理大臣が言うべきではない」