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第三〇五回('10年6月13日 放送)
 「発進奇兵隊内閣」
 〜立ち直るか民主党。その課題は〜
 ゲスト: 渡部恒三 氏 / 片山善博 氏

御厨

「恒三さんは、期待することは?」

渡部

「まさに金権政治への決別。民主党の国会議員が明るくなったですよ。1年生からみんなホントに明るく爽やかに全員参加。この前までは、陳情は幹事長室に言ったりとか、暗い事ばっかりだった。僕はこんなに嬉しい事ないもの」

御厨

「逆に心配な点は、なんでしょう?片山さん」

片山

「今回、V字回復で支持率高くなりましたよね。これは恐らく民主党の今までの病理って言うと失礼ですけど、ちょっと国民から見てどうかなって部分を切除された。その事によって人気が出たと思うんです。

だけど、政党とか政治ってのは、病気を治して体力を回復しただけではダメで、そこから先、何ができますかと言うこと。健康な体になった後どんな仕事がテキパキ出来ますか?が問われますよね。

そうしますと、途端に財政再建だとか、普天間の問題だとか、子供手当てとか財源どうなりますか?って話が出てきます。これを上手く解決できるかどうか、これは非常に難しい問題だけども果敢に挑戦していて頂きたいなと思いますね」

御厨

「恒三さん、どう思いますか?」

渡部

「モノ言わぬ、じゃなくてモノ言えぬ民主党だたんですね。残念ながら7ヶ月。しかし、1ヵ月程前、玄葉君が、財政再建を考えて、このままでは日本ギリシャになっちゃうと、やっぱり勇気を持ってみんなで財政再建を考えようと言う会を呼びかけたら、150人集まった。これで民主党はもう権力に支配される民主党じゃないと、その力が今度の菅内閣の誕生に繋がったんで、菅君が施政方針演説で『超党派で財政再建やろう』と、これが今我々、政治家の最大の責任です。子供達にツケを残しちゃいけません」