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第三〇四回('10年6月6日 放送)
 「さあリセット」
 〜新しい民主党の進む道〜
 ゲスト: 野中広務 氏 / ジェラルド・カーティス 氏

御厨

「さあ もうすぐ参議院選挙です。国民の審判を仰ぐのはまもなくですが、菅さんの船出に今、一番言っておきたい事はなんでしょうか?」

カーティス

「一番大切なのは、説得力。特に選挙の場合、有権者を説得する。それで、自分のところに入れてもらう。それだけじゃなくて、日本は財政の問題から外交問題から、それから非常に厳しい選択をしなければならない問題があるんですね。それについてやっぱり総理大臣が、自分の考え方を正直に訴える。出来ることならば、たとえば財政、消費税の問題なんかは、超党派的に野党とも協議をして やるということ。説得力です」

御厨

「野中さんは?」

野中

「私は、なんと言ってもね、与党とか野党とか言わずにこの国が、もうどこに行くかわからんような状態を早く解消して一年足らずで総理が変わるような こういう状態のないような政権の安定を行うことによって、国民が貧しくとも、苦しくとも、この国のやり方に安心して暮らせる国を目指してほしい」