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第二九八回('10年4月25日 放送)
 「さあ、仕分けるぞ」
 〜発進!鳩山内閣リーサルウェポン〜
 ゲスト: 枝野幸男 氏 / 片山善博 氏

― “事業仕分け”〜独立行政法人の“天下り役員”の多さに…〜
御厨

「どうしてこんなヒドイ事になってしまっているのですか?」

片山

「元々、こういう独立行政法人とそれに繋がる公益法人ていうのは、天下りを確保するために作ったそういうキッカケそれが多いんですよね。そのタメには、それらしい仕事をくっつけとかなきゃいけないという事なんですよ」

片山

「注意しなくちゃいけない事は、天下りの独立行政法人が、色んな仕事を発注するわけで、その発注先がまたインサイダー、随意契約で仲間内に発注しますから、裏表で天下りがいるんですよ」

御厨

「枝野さんこれどうされますか?」

枝野

「まず独立行政法人って何なのかと言ったら、国から独立させて仕事をさせたほうがいいと、役所ではない所でやったほうがいいから、独立行政法人にしたはずなんですよ。ところが、そこで役所のOBの人に来てもらわないと仕事になりませんと、こういう話になっているというのは、一種自己矛盾なんです。さらにその先の公益法人とか独立行政法人からの天下り先に至っては、民間委託とか…それは正しいですね、民間の活力生かすとか。でもその民間と称するものが、結局役所のOBがいないと出来ませんという。これはそもそも民間なの?独立なの?天下りがいないと出来ない仕事だったら、何で役所でやらないのか?そういう事もありうるわけですよ」