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過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
第二一〇回 ('08年7月20日放送)
  「福田無策!」
  〜漁師から始まった〜
  ゲスト: 野中広務 氏 / 亀井静香 氏

― 20万隻の漁船ストライキに・・・
亀井

「小泉時代に、『小さい政府』と言い続けてきたでしょ。どうなんですか今?政府がなくなっちゃったんですよ。国民生活に原油高の大波が襲ってきて、大変な状況に、今政府は何をやっているんですか」

御厨

「補正予算の編成もしないようですね」

亀井

「もう全部、財源論なんですよ。財務省の手のひらに乗ってやろうとするから、 すべて『財源がありません』と、なってしまう」

野中

「安定した漁業ができるような状況を早く構築していかなければ、国民の食生活にも影響しますから、油の補てんとか直訳的なことじゃなしに、長いスタンスで漁民の安心を考えていくべきだと思いますね」


― 止まらない!?物価上昇
御厨

「福田さんは、何か手を打たなければいけない感じがするのですが・・・」

野中

「だから、景気対策をやらなきゃダメですよ。それによって税金は増え、手取りが良くなれば国民の消費は拡大していきますから」

御厨

「なるほど」

野中

「今みたいに歳出を削ることばかりでは、国の財政、国民生活の安定は、ありえない」


― 年金の紙台帳、8億5000万件を照合するには、実は10年かかる!?
御厨

「年金は、どうしましょうね」

亀井

「もうね、シュレッダーにかかったり、灰になったりしてる物をどうやって正確に復元できるんですか。本来できないことを、やれるように言って、国民をだましてるからイカンのですよ。」

御厨

「そうですね」

亀井

「出来ないものは、出来ないわけでしょ。どうにもならん。そうなるとね、年金制度そのものをね、根本的に構築し直すことを急いでやることなんですよ」

御厨

「なるほど」

亀井

「「困ったお年寄りをちゃんとするには、とうしたら良いのかを、急いで新しい制度を与野党問わず、作り上げていかないと。出来もしないことを、いつまでも、『やります、やります』では・・・。誤魔化しはいけませんね。」