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◆ 第二〇九回 ('08年7月13日放送)
「いよいよ夏の陣」
〜始まったぞ折々〜
ゲスト: 森 喜朗 氏 / 渡部恒三 氏
― 「洞爺湖サミット」閉幕
御厨 |
「どう評価なさいますか?」 |
渡部 |
「残念ながらね、何もなかった。『ただ世界の有名な皆さんが、洞爺湖に来て、懇談会をした』って事なんだね」 |
御厨 |
「なるほど」 |
渡部 |
「やっぱり油でこれだけ生活に苦しんでいるのだから、そういう問題も真剣に話し合って頂きたかったなぁ。なんにも国民生活にアピールするものゼロ!」 |
御厨 |
「首脳宣言に『原油価格の急激な上昇を、強く懸念する』とありますね・・・」 |
渡部 |
「懸念している問題に対して、各国首脳が、どう解決するかの為にやっている訳ですから、それを懸念するじゃあ、やる必要ないんですよ」 |
御厨 |
「ということですが・・・森さんは?」 |
森 |
「『話し合いの道筋をみんなでつけよう』と言った事だけでも、私は大変よかったと思うし、8ヶ国以外にも、今度は3つのアウトリーチという会議をつくって、世界中の問題や、アフリカの問題を考えていこうということが出来たと思います」 |
― 内閣改造、そして解散は・・・?
御厨 |
「福田総理は、改造する気が出てきたということでしょうか?」 |
森 |
「いやいや、僕は最初から言っているんですよ。『いずれご自分の内閣をつくられた方が良いですね』と。しかし、その時、その時の政治環境によって、違ってくるのは当然だと思いますよ」 |
御厨 |
「なるほど」 |
森 |
「もうひとつは、改造すれば、解散との問題が絡んでますから、新しい改造内閣ができれば、当然、渡部さんたちは、『審判を受けろ』とおっしゃることになるでしょう。だからそれだけ、解散が加速することになるかもしれない」 |
渡部 |
「福田君は、まだ国民の皆さんの審判を受けていないんです。これはやっぱり、民主主義の鉄則ですから、
すぐ改造させて、解散と、こういう事で行きましょう」 |
森 |
「参考にさせて頂きます」 |
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