時事放談 トップページ 毎週日曜あさ6:00〜6:45
過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
第二〇九回 ('08年7月13日放送)
  「いよいよ夏の陣」
  〜始まったぞ折々〜
  ゲスト: 森 喜朗 氏 / 渡部恒三 氏

― 「洞爺湖サミット」閉幕
御厨

「どう評価なさいますか?」

渡部

「残念ながらね、何もなかった。『ただ世界の有名な皆さんが、洞爺湖に来て、懇談会をした』って事なんだね」

御厨

「なるほど」

渡部

「やっぱり油でこれだけ生活に苦しんでいるのだから、そういう問題も真剣に話し合って頂きたかったなぁ。なんにも国民生活にアピールするものゼロ!」

御厨

「首脳宣言に『原油価格の急激な上昇を、強く懸念する』とありますね・・・」

渡部

「懸念している問題に対して、各国首脳が、どう解決するかの為にやっている訳ですから、それを懸念するじゃあ、やる必要ないんですよ」

御厨

「ということですが・・・森さんは?」

「『話し合いの道筋をみんなでつけよう』と言った事だけでも、私は大変よかったと思うし、8ヶ国以外にも、今度は3つのアウトリーチという会議をつくって、世界中の問題や、アフリカの問題を考えていこうということが出来たと思います」


― 内閣改造、そして解散は・・・?
御厨

「福田総理は、改造する気が出てきたということでしょうか?」

「いやいや、僕は最初から言っているんですよ。『いずれご自分の内閣をつくられた方が良いですね』と。しかし、その時、その時の政治環境によって、違ってくるのは当然だと思いますよ」

御厨

「なるほど」

「もうひとつは、改造すれば、解散との問題が絡んでますから、新しい改造内閣ができれば、当然、渡部さんたちは、『審判を受けろ』とおっしゃることになるでしょう。だからそれだけ、解散が加速することになるかもしれない」

渡部

「福田君は、まだ国民の皆さんの審判を受けていないんです。これはやっぱり、民主主義の鉄則ですから、 すぐ改造させて、解散と、こういう事で行きましょう」

「参考にさせて頂きます」