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◆ 第一九二回 ('08年3月2日放送)
「イージス艦の嘘。道路の嘘。その行方」
〜国民は分かっている〜
ゲスト: 武村正義 氏 / 加藤紘一 氏
― イージス艦の「嘘」 説明迷走・・・
武村 |
「ずるがしこい、しかしまた、浅い知恵だなと思いますね」 |
御厨 |
「嘘としてもひどいという気がしますが・・・」 |
武村 |
「大臣、事務次官、海幕の幹部、なんかバラバラだし、現場は現場で、艦長、当直士官、見張り員、連携して責任を果たしていない。事故の発表の仕方も一層バラバラで矛盾だらけ。一番統率がとれていないといけない組織が、こんなにバラバラでどうするのかと」 |
加藤 |
「2分前と12分前では大きく違う。船が来て危ないという認識が本当にあればこの10分の間にいろいろ連絡をとるわけですよね。ですから、発表を隠してたかどうかということよりも、艦内のオペレーションシステムに緊張感がない、こっちの方が重要だと思いますね」 |
武村 |
「しかし、ふと考えるのは、1年間に5兆円ちかい税金を使って自衛隊は存在しています。莫大な金が投入されている世界でこんなにしまりのない組織になっているのは、国民全体も愕然とする」 |
― 混迷! 「道路」修正協議。まとまるのか?
加藤 |
「まとまっていくと思います。両院の議長が3月末までにという裁定をしましたね、それでまとまらないと両院議長の権威を落とすことになります。それから、暫定税率を維持するということは、だいたい空気としては決まったように思います。だから問題は使い方をどうするのか、それを柔軟に考える局面に入ったと思います」 |
武村 |
「25円分の10円を環境税にできないかと。私の計算では、10円というと約1兆円になります。環境税としては、かなり大きいですから、サミットでは福田総理はかなり注目されるし、日本としても格好がつく。この1兆円を世界の植林に使ったら、国際貢献の面でも意味があると思います」 |
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