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過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
 第一八六回 ('08年1月20日放送)
  「さあ通常国会が始まった」
  〜6月まで国会!でも…アメリカから見た「福田丸」〜
  ゲスト: 加藤紘一 氏 / ジェラルド・カーティス 氏

― 女性か?黒人か?どちらがなっても史上初のアメリカ大統領選
カーティス

「今、もの凄く活気があって、国民の関心が高いです。オバマには若い人からの支持が非常に強い。ヒラリーは、女性からの支持が非常に強い。また、黒人社会でも、オバマ支持、ヒラリー支持は半々なんです。だから、政治に関心がない人でも、、今、毎日テレビを見てるんですよ」

加藤

「アメリカは、衆議院議長も女性ですよね。だから、女性だからダメという雰囲気はないはずなんだけど、ヒラリーさん、かなりぶつかってますね」

カーティス

「女性だからじゃなくて、ヒラリーだから(笑)。彼女に対しての、好き嫌いが激しい。ヒラリーだから嫌だって人が結構いるんです。だから、オバマかヒラリーかと言うけど、ヒラリー対マケインだったら、ヒラリーは鼻持ちならないという人達が共和党のマケインに流れる可能性はある。どうなるか分からないですよ」

― 民主党・小沢代表の「給油新法」は大事ではない…」発言について
加藤

「最近ちょっと発言がおかしいんじゃないでしょうかね。これはだって、小沢さんの一言で『給油新法』ってのは、『国会通さない』『憲法解釈がどうの』とあれだけ論文に書いて、それが大事だと思っていないって言ったら憤りを感じますよ」

カーティス

「考えにくいですね。トップの政治家がこういう発言をするって事は。そんなこと言われたら呆れる。民主党・野党が、次の衆院選で過半数をとるため、とにかくまとまって、国民の支持をえるような態度をとるのが、普通の政治だと思う。このようなお粗末な政治をやっていると、日本の有権者は可哀想だなと思う」

― 福田総理の施政方針演説に…
カーティス

「綺麗事ばっかり、当たり前の事ばっかりで、具体的な政策をひとつもしゃべらない。じゃあ、具体的に何をしますか?どういう政策が良いんですか、という事を聞きたいんだけど、それが出てこない」

加藤

「『夢を持てるような国にしたい』という施政方針は正しいと思いますから、福田さん自身がね、夢を持っているようなオーラを体で出して、行動で示してほしい。ちょっと斜交いに見て、距離をおきながらしゃべるのもいいが、ガッと問題を解決するような姿勢が欲しいですね」