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◆ 第一七六回 ('07年11月11日放送)
「今、何が起きているのか。小沢論、民主党論、福田論」
〜2ヶ月たっても、法律が1本しか成立しない中で〜
ゲスト: 野中広務 氏 / 渡部恒三 氏
― 辞意表明、慰留、翻意。その時、小沢氏は…
渡部 |
「小沢君とは、新進党や細川内閣をつくった時は、会うたびに議論して、喧嘩していました。しかし、今度は、謙虚で、素直で。今まで、彼のために色々やってもありがとうと言われたことはないが、今度は、ありがとう、ありがとうと。本当に変わったなと思います」 |
野中 |
「渡部さんも、菅さんも、鳩山さんも、岡田さんも、前原さんも、みんなおるんですから、『あぁ、それなら俺がやる』と、なんで言わなかったんだろうと。腹の中では、いろんなことを思いながら、収めよう収めようとするのは、党が空中分解すると思ったんです」 |
― 「民主党には政権担当能力がない」発言については…
渡部 |
「私は、『とんでもない』と、小沢君に文句を言ったんです。すると、
『若い連中は、次に解散総選挙やればすぐに勝てるみたいに浮かれているけれども、衆議院と参議院では選挙のやり方が全然違うんで、そんな単純なものではない。それを、しっかりと理解してもらうために強い言葉でいったんだ』と」 |
― 民主党内は、何となく、くすぶっているような…
渡部 |
「むしろ民主党が開かれた政党になってきたということです。小沢君が『右』っていったら、『はい、右です』っていうようじゃ、活力がないんでね。小沢君に対する批判があることは、望ましいと思いますよ」 |
野中 |
「『雨降って地固まる』となるか。『雨降って、取り繕いはしたけれども、これからジワジワ中身が割れてくるんではないか』と、そういう火種をのこしているのでは、というような気がしますね」 |
渡部 |
「政局の安定を国民の皆さんご心配になっていますが、次の、解散総選挙で、民主党に多数の議席を与えて頂ければ、それでねじれは解消するとご理解頂いて。そのためには、小沢君、人様の意見を謙虚に聞くこと。国民の皆さんにわかりやすいように話をすること、これだね」 |
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