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 第一七四回 ('07年10月28日放送)
  「なんだか怪しくなってきたぞ」 〜防衛省から「発火」〜

  ゲスト: 塩川正十郎 氏 / 藤井裕久 氏

― 守屋前事務次官の問題について
塩川

「道徳心がまったくない。願わくば、死刑や銃殺になる時代ではありませんから、思い切って全部しゃべって、早く処理して欲しいですね。『本当は、実はこうでした。申し訳ありませんでした。全部しゃべります。』とやって欲しいですね」

藤井

「『死の商人』という言葉がありますが、兵器を作って金儲けをする…。そういう人と、装備費だけで1兆円ものお金を握っている人が、こんなことでいいのか。兵器産業と結びついているということにも、より大きな責任があると思います」

― 政治家の名前は出てくるのか?
藤井

「ちょっと想像がつかないですね」

塩川

「私はここで発言ができませんね」

― 一連の防衛省の問題に
藤井

「眉に唾つけているような話が多いですね。給油量20万ガロンでなく80万ガロンだった…。コンピューターの入れ間違いとか、防衛課長が知ってたけど、福田さんに教えなかったとか言うんですね。本当でしょうか?本当はすべて分かっていて、操作されているのではという印象を世の中の方はお持ちなんじゃないでしょうか」

― どうして、このような問題が?
塩川

「いつの時代でも軍人とか武士というのもは、『俺たちは特権だ』『俺たちに任せろ』という気持ちが強いのではないか。しかし、責任あるポストにある人には、真実を言ってもらわなければ困る。そうでなければ、シビリアンコントロールなんか全然できませんよ」

藤井

「これは、言い難いですが、一党体制からくる政治の弛緩なんですね。ある意味で、これは防衛省だけではありませんが、役所は『あの人達は我々の仲間だ』『政権が交代することもないんだ』ということで非常に安心している。だから、だらけてくる。政治家が厳しく、もっとチェックしなくちゃいけないと思いますね」