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 第一四九回 ('07年4月29日放送)
  「アメリカよ、日本よ、政治よ」

  ゲスト: 瀬戸内寂聴 氏 / 筑紫哲也 氏

― 安倍さんと「アメリカ」
筑紫

「従軍慰安婦なんかでみせたのは明らかにナショナリストの面であって、そういう点ではアメリカの価値観と相当違うことが分かったから、あれだけもめたわけですね。しかし一方で憲法改正したいという時には押し付けられた憲法だからということ、第一にあげるんですが、出発する直前なにやったか。集団自衛権の問題を見直しをしようという。それはアメリカの意向ですよね。

心情的にはどっか腹に一物というか、おじいさんの遺伝みたいのがあって。だから非常に奇妙な、アメリカ側もこの人どう扱っていいかっていうの、ちょっととまどいがあると思いますね」

― 「自然体」な安倍総理は…
筑紫

「サラリーマンで総理大臣やっているという感じで。これも一つのスタイルの出し方かなという気もしますけどね。普通に暮らしているんですよという」

瀬戸内

「私達のね、世代はこんなのんびりしたのは嫌ですね」

筑紫

「自分から目指して総理大臣になってですね、こんなに淡々と、ある意味ではやっている人っていうのは珍しいんじゃないんですかね」

― 「総理」とは
筑紫

「小渕さんていうのは毎日毎日総理大臣になっていきましたね。本来はポジションが人間をつくるっていうことはあるんですよね。結局総理になりきれなかった人もかなりいますね。過去をこう見ていると」

― コレでいいのか?憲法
瀬戸内

「憲法改正をね、あんまり力をいれてらっしゃいますけどね、それが今日本でね、一番やらなきゃいけないことかということが疑問ですね。今、世界中でね、日本の憲法改正した方がいいと思っているのアメリカだけですよ」