◆ 第一四七回 ('07年4月15日放送)
「そして何が起こるのか」 〜「選挙イヤー」に喝〜
ゲスト: 中曽根康弘 氏 / 渡辺恒雄 氏
みなさまはどうご覧になりましたでしょうか? 中国の温家宝首相が日本にいらっしゃいました。
中国は共産党を仕切る胡錦濤さんが一番力をもっていますから、温家宝さんは2番目に力を持っている人。でも、人口は日本の10倍。この大きな隣の国とどうつきあえばいいのか? 相手はなんともしたたかです。
来週には、アメリカ訪問も迫ってきました。私たちのこの国は、世界の渦に巻き込まれているようです。「選挙イヤー天王山」の参議院選挙もすぐそこです!
― 賑わう大リーグのニュースに
渡辺 |
「大リーグ偏重の傾向がね、報道機関を通じてあるけどね。日本だったら全然ニュースにならないようなね、一安打したっていうだけで大ニュースになる。もうちょっと中身にそくして報道すべきだと思うな。」 |
― 政治家 中曽根康弘誕生の瞬間
中曽根 |
「占領下。苦しい生活をみんなしいられておって、新しい時代がくるという印象の時でしたからね、まさにこれが戦機だと。やっぱり人生の中にはそういう勝負時というのがあるんですね」 |
― 都知事選で二分した“無党派”について
渡辺 |
「無党派層といえばほとんど結果的には野党にいくんだろうという迷信もあったんですよね。必ずしもそうでなくて、無党派っていうのは自分はどこに入れるかということを世論調査で言わなかった人達のことなんですね」 |
― いま、中国から投げられているボールは
中曽根 |
「温家宝さん来た言動を見ればね、結局強い直球でもない、あるいはカーブの強いような癖球でもない。ちゃんとしたおとなしい直球を投げてきたと。だからストライクですよ。まさに打つべき時だと。だから今度もこういうふうに手を差し伸べてきたんだから、日本も日本のちゃんとした国是、主体性をもって中国と提携していくと。まさに打つべき時だと」 |
|