「うんまあ、反論といいますかね、小泉さん、そういう意味では自民党の中でもやっぱりやらなければならんことが結構あったと思いますね。どうしてもやはり、官僚との間でお互いに、もたれあいみたいなことできたのが随分あると思いますよ。
それからそういうところは思い切ってメスを入れていったと、いうことは私良かったと思いますよ。というのはね、ぼくらでもそうですし、綿貫さんもそうですが、長い間国会やってますとね、役所の気持ちも分からんじゃないわけですね。ついついそのある意味では同情もするし、理解もする。ちょっとそれはかわいそうかな、なんて思いますけどね、小泉さんっていう方は、ほとんどそういう、まあ仕事はされてこなかったですよ、党におられてもね。
まあ大蔵委員会非常に長くてそれで郵政については大変な、まあなんて言うか、こだわりというか信念というものをもっておられる。その他のことについては何もそんな議論は加わっておられたことはない。ですから割とその人間関係は無いといっていいと思いますね。ですから、割とバサバサっとやっていけるんでしょうね。そういうところが、思い切って手術をしていくっていう意味で、よかったんじゃないかと思いますよ。
しかし何もかも全て切ってしまっていいものでもないですしね。大事に残していかなきゃならんものもあったというふうに思いますね。ま、そこを党がもう少しカバーしていくべきだったと思うんですけども、残念ながら党も完全に小泉マジックに…」 |