新年早々、小泉総理は中国韓国を批判する一方、自分の後継者に安倍官房長官を示唆する発言をしたり、早くも政局に向けてフル回転。そこで、「時事放談」でも小泉総理の政界デビューのきっかけとなったYKKの盟友お二人をスタジオにお招きしました。元旦、時事放談スペシャルで読売新聞の渡辺恒雄さんが今後のキーマンの一人としてあげていた山崎さん。そして、「小泉改革」に対抗する理論武装でのキーマンとされる加藤さん。小泉総理を知り尽くすお二人に「小泉劇場」の最終幕を語って頂いた。
山崎 |
「私自身も、もし総理総裁になったら、こうやるということを同志、私の政策集団でちゃんとまとめて、公表しまして、それをやってくれる有力な候補がおれば、その方にやっていただいてもよいし、誰もやらないというのなら私が立つしかないと。こういうことになると思いますね」 |
岩見 |
「自分はやるんだという決意の表明ですか」 |
山崎 |
「いや、私はこの時事放談で、私は出ないと言った経緯がございましてね、それは覚えていらっしゃると思いますけれども。まあ、あれは去年でありましたしね。私は去年は、一切白紙と申しますか、死んだフリしておりましたので。それで年が明けましたので、意欲を示したということでありますが、出ると決めたわけではございませんで」 |
岩見 |
「それは、出る可能性が十分ありえるということ」 |
山崎 |
「いや、政治家たるもの、やはり自らの政策に責任を持つべきでありますし、責任を持つという事はやっぱり、政治の力の問題ですから、そう言う意味において、誰もやってくれなければ自分でやる、ということでありますが」 |
岩見 |
「加藤さん、そういう山崎さんの今回のご発言はどういう風にお聞きになりましたですか」 |
加藤 |
「ええ、あのー…言うときがあるんじゃないかなと、思っていましたし、特にあの、山崎さんの場合にはグループ、国会議員、今、40人近い仲間が居て、推薦者20人はちゃんと持っているわけですから。それ言っても不思議は無いと思いますね。それから、今4人の名前あがっていますけれども、その中で、安倍さんと、それから福田さんだけが持っていて、あの、谷垣氏と、麻生氏の場合にはそれが足りない訳ですよ。それから見ると、山崎さんが立つという事を言う事は当然ありえるんだと思います」 |
岩見 |
「加藤さんは現在無派閥ですね」 |
加藤 |
「ええ、私は無派閥でたった一人ですから」 |
岩見 |
「押す勢力があれば、あるいは、山崎さんが加藤さんを押すというようなことが将来的にあれば、その時は受けて立つかまえでいらっしゃいますか」 |
加藤 |
「ええ、私はまあ本当にたった一人になりましたんで、政策だけをですね、しっかり、その分だけしっかりという意味で、政策を勉強して、発言して、皆に、聞いてもらえるようにしたいと、こう思っております」 |
岩見 |
「随分控えめでいらっしゃいますね」 |
加藤 |
「色々これまでありましたから」 |