時事放談 トップページ 毎週日曜あさ6:00〜6:45
過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
 第七十六回 ('05年11月06日放送)
  「内閣改造の裏側」

  ゲスト: 塩川正十郎 氏 / 山崎拓 氏

内閣改造も結局はサプライズなしとなりました。4年半前には世間をあっと言わせた小泉総理。何故、今回はサプライズを見送ったのでしょうか。そこからはこれまでと違った小泉総理の変質と今度は読みとれます。小泉総理の盟友でそして政局に精通する山崎拓さんと小泉総理のご意見役である塩川さんに時事放談らしく謎を読み解いて頂きました。



― 小泉総理の盟友、山崎拓氏はなぜ入閣しなかったのか・・・
岩見

「やっぱり、山崎さんも入閣すると思ってらしたわけでしょ・・・」

山崎

「いや、入らないと思ってました」

岩見

「そうですか・・・」

山崎

「ずっと一貫して」

岩見

「じゃあ、その理由は何となくお分かりなわけですね」

山崎

「分かります」

岩見

「話にくいという事ですか・・・」

山崎

「えぇ、ちょっと話にくいですね」

岩見

「小泉さんとの関係が少し溝が出来たと、そういう事ではないんですか・・・」

山崎

「ありません、全くない」

岩見

「2人の仲は同じだけども、今回は遠慮してくれという事なんでしょうか」

山崎

「そうですね、まぁ簡単に言えばそういう事ですね」

― 福田康夫氏が入らなかったが・・・
塩川

「私は初めから福田さんは入らないって、自分でも言ってましたしね。まぁ、おそらく要請もないかも分からないと言ってましたんで・・・。やっぱり独自の政治活動をやってみたいというところじゃないですかね。しかし、この4頭の馬が走ってますけどね、この前の天皇賞みたいなもので、最後の直線コースに入ったらねどうなるか分からないね。これは、ダークホースがバーっと横から出てくるかも分からんし、しかしこれによって、みんな一生懸命ゴールを目指して走るという事が出来てきたという事は日本の国にとっても良いですよ、えぇ」

― ポスト小泉をめぐる動きは・・・
塩川

「来年の通常国会で予算委員会、各種委員会等を通じて評価されて来ますよ。ここが、第4コーナーですよ。やっぱり党内で、彼かなぁと、こういう人だなぁっていう噂がずっと醸成されて来て、それに対応した本人が言動をとっていくかどうか、そこで大体決まると思いますね」

― 総裁候補は・・・
岩見

「いわゆる『麻垣康三』ですね、それに対抗する候補は出てくる可能性はどうですか」

山崎

「あると思います」

岩見

「大いにありますか」

山崎

「大いにというか、あると思いますね」

岩見

「例えば、どういう人が想定されますか」」

山崎

「名前を言っちゃうとね、本人がダメになっちゃうから、名前言っちゃだめだけど、可能性があると思います」

岩見

「可能性がね、1人、2人、3人、どのへんですか」

山崎

「安倍さんが出れば、1対1になると思います。そうしないと、とても勝てませんか。1対1になる、安倍さんが出なければ、かなり沢山でると思います」

岩見

「出ない可能性は残されている

山崎

「いやそれはあの多分森さんの判断だと思いますね」

岩見

「どのぐらいの」

山崎

「森会長はあのかなり・・・」

岩見

「慎重・・・」

山崎

「いや、なんていうか森派の掌握をしてますから」

岩見

「候補は2人いますからね」

山崎

「2人いらっしゃるしね、他にもいらっしゃるかもしらんけど、掌握力ありますから」

― 山崎氏の出馬は・・・
岩見

「山崎さんご自身は出馬する可能性はあるんですか」

山崎

「ありません」

岩見

「ありません、それはどうしてですか」

山崎

「いや、それは、あの皆さんが押さない思いますね。だから、可能性を信じる事というのは確かに私の座右の銘ではあるんですけどね、ちょっと可能性が信じられないですね」

岩見

「そうすると派としては他に人を担ぐというのは十分あり得るという事ですね」

山崎

「えぇ、他の候補者をまとまって押すという事は十分ありますね」

― 小泉総理に・・・
塩川 「最後の仕上げですから、是非、小泉総理のリーダーシップで、自分らのテリトリーだけの問題として大事を処理しないで、政府として処理をする環境をですね閣議のチームワークで作っていく、そういうチームワークを作っていく責任が小泉にあると私は思うんです。そこをしっかりするならば、団結してやっていけると思う。個々の大臣一人一人いなりましたら、役所に帰ったら弱いもんですよ、だから政府というチームワークで乗り切って行くという事をやって欲しい」




 
   
html>