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過去の放送 出演者 時事放談「サロン」 テレビプロデューサーの日々
 
 
 第四十五回 ('05年3月20日放送)
  「ライブドアVSフジテレビ・年金問題」

  ゲスト: 塩川正十郎 氏 / 渡部恒三 氏

― その後のライブドア騒動は
塩川 「この問題で一番心配してんのはね、若い経営者が真似しよると思うんですよ。これは非常に経済界に混乱を起こさせると。それと今これやってるのはね、アメリカでエンロン事件ってあったのご存知ですか?カリフォルニア州でエンロン・・・。つまり自分の買った、買い占めた株を担保にしてですね、それで金買ってまた会社作って、その株を担保にしてまたやる。あのやり方やったりする。これとはちょっと違いますよ。違いますけどでも、そういう新しい技術をですね、応用してですね、若いやつらは一旗あげようという、そういうのがですね、これが私一番嫌なんです、こういうのが」
渡部 「最初はいろいろあの、日枝さんというんですか?フジテレビの方がいろいろ言って正義みたいなこと言っておったけども、国民の皆さん聞いているうちにね、まあみっともないなと。今の言葉で言えば守旧派の代表なんだな。新しい時代が来たのを気がつかないで急にあわてて身を守るって、そんな感じですね」

― 堀江氏のやり方は
塩川 「私は型破りというよりもね、スピードの違いだと思うんですよ。それが、こういう格好で出てきておる。発想は我々、渡部さんが言うように型破りみたいに見えてますけどね、やってることも、実態は、スピードの違いです。ついていけないです」

― 日枝さんは不利な感じしませんですか?
塩川 「私はね、あの堀江さんっていうのはね、みんなが結婚式の披露宴の時でかしこまってやってるのにね、あの人何かアロハシャツで出てきてガチャガチャガチャっとしゃべったりするんですね。だから雰囲気合わない。だからそれをですね、もうちょっとノーマルな格好にしてね、私はあの人の言うことをみんな信用すると思いますよ」

― ソフトバンク・孫氏は?
渡部 「民主党の若い者が、孫君と付き合ってる者が、ずいぶんおります。全然パーティ券なんかは買ってくれないそうだけども。これも時代が違っちゃったんだな」

― 年金は保険方式、税法式?
塩川 「僕はね、とにかくこれから先5年間は、10%ぐらいにしといて、それから給付の状況を見て、結局15%ぐらいいくと思いますよ。その反面、所得税とか法人税をうんと下げて、酒税も下げる、ガソリン税も下げる、そういう整理をしなきゃならんわな」
渡部 「まず、保険方式では年金も保険も成り立たなくならなってきた。したがって、福祉目的税を作るしかない。それから払っていただく人もね、何のために税金払うんだっていうより、やっぱり年金と医療保険を守るために、仕方がなく払うんだと」
岩見 「どれぐらいの税率を想定されて?」
渡部 「10%」