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 新春スペシャル ('05年1月2日放送)
  「2005年 日本はどうなる」

  ゲスト: 後藤田正晴 氏 / 塩川正十郎 氏 / 瀬戸内寂聴 氏 / 岡田克也 氏 / 武部勤 氏




― 2005年は…
後藤田 「今年は、干支で言うと乙酉です。この年回りっていうのは、最新の注意を持って、物事取り組んで行けばね、いろいろ曲折があっても、何とか進展をすると、こういう年なんですけどね、やっぱりそうでないとね、これはその曲がりくねったままでですね、発酵のガスが、悪いガスがね、爆発する年だとそう言われているんですよ」
塩川 「今年はね、忙しい年じゃないかと思いますね。何かいろんなところで問題があって。何か事のありそうな年ですね。しかしね、去年みたいに、台風だ地震だというのはお断りだ。そりゃもうかなわん」
瀬戸内 「ちょうど終戦が酉年だったそうですからね、もう世界の戦争をやめてもらいたいですねえ。その終戦の年にしたいですねえ」

― 岡田代表に…
瀬戸内 「嫌でもね、嫌なことをするのが政治家ですよ。みんな普通の人はね、好きなことができる。政治家ってのは、本当にね、泥をかぶっていやなことするじゃないですか。それを選んだんだからね・・・」
岡田 「いや、それはそれでいいんですが、当然なんですが、ただまあ、この時代、信念もって、本気になって、目をつり上げてやっていくという政治家がもっと出てこないと、国が変わりませんから」

― ポスト小泉は…
後藤田 「人材はおるんですよ」
小島 「そうなんですか」
後藤田 「いますとも。だってここあんた、十数年の総理大臣の顔ぶれ見てごらんなさい。なんぼでもおるがな」

― 小泉政権は…
武部 「やっぱりオーケストラだと思うんですね。日本の場合には何かこう、私小説的なところがありまして、一人の主役でみんな集中するんですね。だけど、やっぱり国民一人一人も主役ですから、国会議員たる我々も、それぞれの役割っていうのをしっかり持って、ベストを尽くすっていうことがこれから大事だと思ってます」

― 拉致問題は…
塩川 「僕はしばらくね、本当に拉致の人は気の毒ですけどね、しばらく放っておいたらいいと思います。あまりごたごた言い過ぎるとね、日本自身が矛盾起こってきます。日本自身の中で。しばらくもう六カ国協議にぽーんと打ち上げてしまってやるんならやれと。お前らどうするんだと、北朝鮮の態度をもう表現させた方がいいと思う」

― 小泉総理へ…
後藤田 「戦後60年の間、日本の自衛隊によって、他国の人間を殺したことないんですよ。それから、他国の軍隊によって日本人が殺されたこともない。先進国でこんな国は、日本だけですよね。これは本当に誇るべきことだと思うね。これはまさに平和主義のいいことなんですよね。これだけは、頭の中において政治の運営をやってもらいたいと…」


一言