◆ 第十一回 ('04年6月20日放送)
「どうする参院選」
ゲスト: 後藤田正晴 氏 / 野中広務 氏
参院選公示日を目前に控え、争点の年金は、これでいいのか!多国籍軍への自衛隊の是非は!北朝鮮問題はどう動くのか!見所を「時事放談」ならではの切り口で語り尽した。
ゲストは「カミソリ」の異名を持つ後藤田正晴元副総理、そして「政界の狙撃兵」こと野中元官房長官。
― 竹中氏の出馬について
後藤田 |
「一般論ですけどね、『やはり野におけ蓮花草』という言葉がありますね。バッヂつけますとね、242分の一になるんです。そして最後は使い捨て。
本当は自分の言動を、しばられないような立場を堅持する方が私は賢明だと…」 |
野中 |
「やっぱり竹中さんのやられた手法が非常に皆の反感をかったんだと、私は思いますよ。だから参議院で仮にバッヂをつけられてね、ああいう集団の中で、どうしてやられるのかと、いう気はしますしね」 |
― 年金問題について
野中 |
「重要な年金問題の時に、本当に納めてる側も、また年金を受けてる側も、安心できるようなわかるような、そういう論議をね、与野党あげて真剣にするべきだったと思うんです」 |
後藤田 |
「今回の論議から見ますとね、あの原案は一度やはり取り下げましてね、そして国会の中にね、調査会をつくって、そして慎重にお互いの議論をするし、民間の議論も聞いて、そして出直しをやるという方がむしろ賢明だったなという気がするんですよ」 |
― 自衛隊の多国籍軍参加について
後藤田 |
「無理がとおれば道理が引っ込むという言葉があるでしょう。ちょっとやはりね、国民に対する説明としてはですね、これはいただけないと、こう思いますね」 |
野中 |
「総理は雰囲気でちょっとものを言う癖があるんじゃないかな、さっきの答弁といいね、やっぱりその場の雰囲気でものを言いすぎるんじゃないかな」 |
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