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◆ 第十回 ('04年6月13日放送)
「どうする日本の国際貢献」
ゲスト: 宮澤喜一 氏 / 緒方貞子 氏
戦場の緒方貞子が語る…。戦後の日米関係を築いた宮澤喜一が応える…。今。サミットでは何が話されたのか。イラクをアメリカ人はどうしようとしているのか。そして、私たちは世界から何を期待されているのか。私たちは世界に何が出来るのか。世界と日本を知り尽くした2人が今こそ本音で語る。
― レーガン元大統領の想い出
宮澤 |
「(病気になってから家に行ったとき)プールがあるんですね、そこへ木の葉が落ちるでしょう、それをすくいあげるのを何となく仕事みたいに…。しかしアルツハイマーですから、SPがまた葉を入れておくんですよ。胸が痛むのよね。全体としては、明るいんですよ、明るい感じなんだけどそんなところがね…」 |
― 外務大臣の要請を断ったのは…
緒方 |
「一回目は高等弁務官の仕事を辞めることはとてもできないと思いましたし、最近の場合はやはり私には無理じゃないかなと思っただけです」 |
― 国連決議について
宮澤 |
「あれだけ国連の悪口を言っていたアメリカが頼んだわけですから、そういう格好になっただけでもアメリカとしてはやれやれということじゃないですか」 |
緒方 |
「占領していた人と住民との間の橋渡しを政治的にして、それがどのぐらい治安を抑えていくかということになるんじゃないでしょうか」 |
― 国連決議はアメリカの大義の勝利?
緒方 |
「本当の勝利というのはいい平和を残すことなんだと思うんですね。イラクにきちっとした民主的な国ができて、そして人々の生活が安定する、その時にはじめて大義が勝利したかどうかってのは問われるんだろう」 |
― サミットについて
宮澤 |
「サミットってのは、お互いのback scrtching だというんです。お互いの
背中をまあご苦労であったと、流すようなもんだと。みんな自分の選挙区を持っ
てるでしょう。まあ、お互い苦労するなあと、そういうところがあるでしょうな」 |
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