◆ 第八回 ('04年5月30日放送)
「北朝鮮訪問〜小泉総理の交渉力」
ゲスト: 後藤田正晴 氏 / 野中広務 氏
小泉総理の北朝鮮訪問から一週間。次々明るみに出る新事実。評価は。背景にはどんなドラマがあるのか・・・。
日朝交渉の表も裏も知り尽くし、福田官房長官の辞任劇では、背景に日朝交渉があるといち早く時事放談で明かした野中氏。そこには、どんな意味が隠されていたのか。
一方で、カミソリの異名を持つ後藤田氏。後藤田氏は「警察のドン」的存在であると同時に、今回の朝鮮訪問の仕掛け人の一人である平沢勝栄衆院議員の後見人的存在でもある。
― オープニングトーク 後藤田正純氏と結婚した女優の水野真紀さんについて
後藤田 |
「頭の回転の非常に速い娘でね。だからカカァ天下になるんじゃないかな」/td>
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― 小泉訪朝の評価は
後藤田 |
「ご家族の5人が帰ってきたでしょ。これは、私は非常によかったと思いますね。ただ第二回目の首脳会談全体という点から見ますと、どうやら北朝鮮ペースではなかったのかなと、これは率直な印象です」
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― 訪朝の日程について
後藤田 |
「内政問題を国民の目を外国に向けるということはありがちなんですよね。しかし、外交問題というのは波打ち際ということだけはしっかりしないといけないのではないでしょうか」
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野中 |
「選挙前にバーッと安心できるような状況が出来たらそれにこしたことはありませんけど。ストレートに万歳、万歳というわけにいかない話ですからね。なかなか日程をそれで急いだとは言いがたいと思いますね」 |
― 人道支援について
後藤田 |
「停止条件付の形容詞が必ず前提にいるはずだと、そうでないと、いかにも家族とひき替えという印象を国民に与えますからね」
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野中 |
「ちょっと早くカードを切りすぎたですね」 |
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