●「こんな激しいのはいない」 (10月12日)
番組ではここにきて自民党の長老までが相次いで政界再編の必要性を言い出し始め、そのことは国会の「ねじれ現象」に真正面から向き合おうとしない情況の深刻さを浮き彫りにしていた。
●「第一党の争覇戦」 (9月28日)
政界再編で、今でも記者仲間で話をすると「しかしあれはすごいね」と話題になるのは後藤田氏が会長を務めた自民党の「政治改革大綱」だ。自民党の文書(1989年5月)でありながら、「この(中選挙区)制度における、与野党の勢力も永年固定化し、政権交代の可能性を見出しにくくしている。こうした政治における緊張感の喪失は、議会においては政策論議の不在と運営の硬直化をまねくなど、国民の視点でなされるべき政党政治をほんらいの姿から遠ざけている」と言い切っているのだ。政界再編の仕掛け人でならす武村氏は番組で当時を振り返った。
●「あれから10年以上。やっと…」 (2008年10月5日)
さらに、塩川氏は政界再編について踏み込んで、自民党が一議席でも民主党に負ければ自民党が3つの党に割れるとの見通しを図を書きながら披露し(○と□と△を書き出したときにはびっくりした)た。それに応じて武村氏は、その一つが、あの93年の「新党さきがけ」旗揚げ以来の盟友である園田氏らのグループの新党になる可能性に触れた。

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御厨:今までの総理にいましたか。
半藤:今までにもいたことはいたんでしょうが、こんな激しいのはいない。これでは国民にメッセージが伝わりませんね。一般財源化ぐらいは例えば「これぐらいのことは考えてる」と言えると思うんですよ。細かい数字は別としましても。それすらも。
御厨:言えないんですよね。