福島県双葉町の元中学教師、三本杉祐樹さん。血液のがん「悪性リンパ腫」で闘病中だ。がんになって初めてわかった「いのち」のこと。闘病のため教師は辞めたが、教壇に立つことはやめられなかった。各地で、子どもたちに「いのちの授業」を続けた。 医師から「余命宣告」を受けた時もあったが、それを何とか乗りきると次に待っていたのは、震災と原発事故だった。 原発事故で故郷を追われても、避難先で、いのちの授業は、続けられている。いのちの授業で発せられることば。ことばで編まれた詩や詞は、詩集となり、また、歌となった。 震災後は、三本杉さん作詞の歌が、被災者の心を慰め、元気づけている。「いのちの輝き」を謳う歌を広めることには、教え子たちが陰日向になって動いていた。
テレビユー福島:池田裕美子
TBSテレビ:小嶋修一 |
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