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東京都についで、震災がれきの受け入れを決めた静岡県島田市。島田市唯一の焼却施設は人口2000人ほどの伊太地区にある。静かな田舎町に突然降ってきた、震災がれきの受け入れ問題に地域は大きく揺れる。 ![]() 伊太で生まれ育った伊井基貴(いい・もとき)さんは、この地区が抱える悩みの代弁者でもある。伊井さんは、去年4月に災害ボランティアとして被災地を訪れていた。「被災地を助けたい」という強い気持ちと、地元の人々が抱える「目に見えない放射能への不安」。これまで地域とあまり接してこなかったという青年は、その狭間で迷いながらも「地域を守る大切さ」を感じ、立ち上がる。 ![]() 政府やメディアによって、震災がれきの広域処理の一大キャンペーンが展開される中、「反対派」のレッテルを貼られ、彼は悩み続ける。がれきの受け入れに反対するのは、エゴなのか? そして、再び被災地に立った彼の心は、大きく揺れることになる。大量に残る震災がれきが、「絆」の意味を問いかける。 ![]()
制作:SBS 静岡放送
取材:芝田信晃 |
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