![]() ![]() ナラやシイ、カシ類が集団で枯れる「ナラ枯れ」。カシノナガキクイムシが幹などに寄生し、体内に共生しているナラ菌が植え付けられる事で、木が水を吸いあげられなくなり枯れてしまう被害だ。特にミズナラの被害が著しい。ミズナラはドングリを実らせる身近な木としても知られ、子ども達にも親しまれてきた。 ![]() いま、ナラ枯れの被害が日本海側から急速に拡大し、2010年は29の都道府県に及んでいる。林野庁のデータを基に換算すると、過去数年間で日本の数百万本の森林が消えたことになる。これらの森林は数十年から数百年かけて形成されたものだ。それが、わずかの期間で枯れ果ててしまうのである。被害は日本海側から太平洋側へ、低地から高地へと広がっている。 ![]() 被害拡大の原因は何か、二つの推測がある。 実態と原因を追って、4年間にわたってナラ枯れ問題を取材した。そこで見えてきたものとは何か。深刻な被害実態、その対策、方法、人間と自然との関わりについて考える。 ![]()
制作:TUYテレビユー山形
ディレクター:甑岳 聖海 |
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