![]() ![]() 大腸ガンで死亡する日本人が急増している。特に女性の大腸ガンの死亡者数は、最新の調査で年間19,000人を超え、胃ガン、肺ガンを抜いてトップとなった。 一般に大腸がんは、おとなしいガンだと言われ、早く見つかれば殆どが治る。しかし日本女性に、このガンで命を落とす人が後をたたない。なぜか。 ![]() その背景には、かなり進行しないと自覚症状が出ないこと。さらには、多少の症状があっても、検査は辛いし、恥ずかしいから嫌だと放置し、早期発見のチャンスを逸してしまうことがあるという。 昨年暮、横浜市内に開業した町田内視鏡クリニック。院長の町田マキヨさんは、医師になる前は、普通の専業主婦だった。ところが30歳を前に、友人たちが続けざまに手遅れの癌で死ぬという経験をする。何とかしたいという思いで医学部を受験、14年遅れで消化器の専門医となった。 ![]() 町田さんのクリニックでは、検査に鎮静剤等を用いるため苦痛とは全く無縁。うとうとリラックスしている間に、全てが終了する。ただ、このやり方は医師に豊富な経験と、優れた技術がなくては出来ない。 大腸ガン早期発見のために奮闘する女性内視鏡専門医、町田さんの診療の日々を見つめながら、大腸ガンで命を落とさないための処方箋を探った。 ![]()
担当:TBS報道局科学プロジェクト 大西裕之
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