![]() ![]() かつてTBSに在籍した今野勉さんが、『テレビの青春』という本を出版しました。テレビが本格普及を始めた1960年前後の激動の時代を、番組制作現場の空気と思想を織り込みながら丹念に描いた自伝的ドキュメンタリーです。 ![]() この時期、テレビ受像機は飛躍的に普及し、その影響力は急激に拡大していました。それとともに、「一億総白痴論」、「テレビ俗悪論」など、社会とテレビの関係性をめぐる議論が盛んになり、テレビ制作現場の内外で「テレビとは何ものか?」という問いかけがなされていました。つまり、テレビがテレビらしくなっていった時代でした。 この時期、今野さんは同期の仲間たちと「dA」という奇妙な名前の同人誌を発行し、テレビの可能性について熱い議論を展開していました。 ![]() 先輩ディレクターに噛みつき、テレビの新たな表現を模索していったdAのメンバーたち・・。 無名だったADたちの、若さと無謀さと・・。今野さんが「dAの時代」を振り返りながら、テレビの成長、テレビが果たした役割、テレビをめぐる開拓精神などを描いてゆきます。回想ではなく、今を逆照射するためのテレビ論として、今野さんに語ってもらうことにしました。
出演 今野勉
企画・取材 秋山浩之 (報道局編集部) |
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