![]() ![]() 漫画家でエッセイストの藤臣柊子(ふじおみ・しゅうこ)さんは、「脳みそ系」を自称している。 ![]() 長いことうつ病を患ってきた。しかし自分にあるのはうつだけではない。躁に近くなるときもあれば、パニック障害を起こすこともある。なんだか分からない部分があって、それをふくめて自分は「脳みそ系」なのだという。 病気が悪くなるときは、ほんとに厳しい。死ぬことばかり考えたときもある。毛布に包まって寝るだけしかない日々もあった。 「表面上落ち込むとか、そういうんじゃなくて、SFチックっていうんですかね」 ![]() そういう、なんとも形容のしようがない落ち込みにも見舞われる。 世は、うつの時代だといい、うつ病は薬でよく治るようになったともいう。しかし現実のうつ病、いや「脳みそ系」の人々は、簡便な説明では捉えきれない症状と、こころとからだと、そして人生とを抱えている。 連載の漫画やエッセイを創作しながら、当事者でもあり続ける藤臣さんの日常を追った。 取材報告: |
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