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第582回2008年03月02日
タムガルの考古的景観にある岩絵群(カザフスタン)
遺産名:
タムガルの考古的景観にある岩絵群
Petroglyphs within the Archeological Landscape of Tamgaly
所在地:カザフスタン(Kazakhstan)
分 類:C(iii)
登録年:2004
放送日:2008年03月02日
放送回:第582回
タムガルの考古的景観にある岩絵群
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ユーラシア大陸の中央に位置するカザフスタン。ここから東西に広がる大草原は、中国北部からハンガリーまでをつなぐ文化の通り道だった。その回廊に現れた人々がいる--チンギス・ハーンやティムール等、あまたの英雄を生んだ遊牧民だ。
彼らは、巨大な墓や謎めいたアートを大地に残し、歴史の表舞台から消え去った。
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タムガル峡谷には、青銅器時代から中世まで3000年に渡り、実に5000点もの岩絵が刻まれた。紀元前14世紀頃、人は銅とスズを混ぜて青銅を作るようになる。初めて金属の実用品を手にしたのだ。岩肌にひと彫りひと彫り描かれたのは、目に映る宇宙の姿である。太陽の頭をもつのは神、尻尾のあるヒトはシャーマンだ。
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柩の大きさが同じで、まだ身分差がない社会だった青銅器時代。紀元前7世紀、鉄器時代になると巨大な古墳が造られた。生産力が高まり、富を持つ権力者が登場したのだ。この地を支配したのは、史上初めて馬を乗りこなし、強大な騎馬遊牧国家を築いたサカだった。サカ王の古墳からは、純金の副葬品が数々出土した。
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あまたの民族が、異なる神を崇めながら行き交った平原。タムガルの谷には、馬・牛・ヤギなど家畜の岩絵もある。今も遊牧民の末裔が暮らすカザフスタン…ユルタと呼ばれるテントを組み立て、夏は高地へ冬は草原へ。しかし、ユーラシアの歴史を大きく左右した遊牧の民は、ゆっくりとその役割を終えようとしている。
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