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第380回2003年12月28日
アグテレク・カルストとスロヴァキア・カルストの洞窟群(ハンガリーとスロヴァキア)
遺産名:
アグテレク・カルストとスロヴァキア・カルストの洞窟群
Caves of the Aggtelek Karst and Slovak Karst
所在地:ハンガリーとスロヴァキア(Hungary and Slovak Republic)
分 類:N(i)
登録年:1995,2000
放送日:2003年12月28日
放送回:第380回
アグテレク・カルストとスロヴァキア・カルストの洞窟群
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ハンガリーとスロヴァキアの国境地帯。カルスト台地の地下には、7000を超える鍾乳洞が広がる。地底を切り開いたのは雨水だ。大地にしみ込んだ水は石灰岩を溶かし、数百万年かけて地下に空洞を造る。そこに水に溶けた石灰分が染み出し、鍾乳石を生むのだ。洞窟のわずかな環境の違いが、多彩な鍾乳石を誕生させる。
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ゴンバセツカ洞窟。「ストロー」と呼ばれる中空の鍾乳石が、この洞窟の名を知らしめた。直径5mmほどの薄い管は、3mにも達する。ストローが詰まると外側に結晶が付き、太い「つらら石」になる。1cm成長するのに100年かかる。洞窟の白はカルシウム、赤は鉄、黒はマンガンが鍾乳石に溶け込んだものだ。
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ドブシンスカ氷穴。全長1.2kmの氷でおおわれた洞窟は、1年を通じて氷点下の世界だ。40万年前の氷河期に、天井が陥没して地表から閉ざされ、冷気が封じ込められた。水滴はゆっくりと古い氷を溶かし、5000年かけて新しい氷を作り出す。氷の結晶‥‥自然の造形は、繊細な美しさを極める。
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オクチンスカ洞窟。奇妙な形のアラゴナイト‥‥あられ石。かつては植物の化石だと考えられたが、純然たる鍾乳石だ。何故アラゴナイトがこのような形の結晶になるのかは、未だ解明されていない。人間の一生は、鍾乳洞の神秘を探るには短すぎるのだ。地球の胎内で数百万年くり返された営みは、今も続いている。
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