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第373回2003年11月02日
ティール(レバノン)
遺産名:
ティール
Tyre
所在地:レバノン(Lebanon)
分 類:C(iii)C(vi)
登録年:1984
放送日:2003年11月02日
放送回:第373回
ティール
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古代フェニキア人の港、ティール。
紀元前1世紀、ローマ帝国に支配されローマ風の建築物が築かれた。整然とそびえる列柱、記念門、闘技場、世界最大規模のヒッポロドーム(戦車競技場)など当時の隆盛を偲ばせる遺跡が数多く残る。その壮大さは圧巻。
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ティール郊外にあるラマリ地区は高速道路の建設予定地だったが、日本の調査隊がここで広大な地下墓を発見し計画は中止された。
1999年から奈良大学を中心とする調査隊が発掘を始め、現在までに30基以上の墓を発見している。当時の人々の死生観が伺える貴重な天井壁画も見つかっている。
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1975年から15年間も続いたレバノン内戦。
ベイルート国立博物館では、戦時中、略奪や破壊から収蔵品を守るため外側をコンクリートで固めて保護した。その中にはティールのネクロポリスで出土した石棺もあった。戦後、コンクリートが剥がされた時、無事に守られた遺跡が再び姿を現した。
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2世紀に作られた石棺。
ティールの石棺の多くにはトロイ戦争の物語が刻まれている。
ギリシャの影響を感じさせる力強く、躍動感のある彫刻は、ティールの芸術性の高さを示している。人々の努力で戦禍を耐えた遺跡は「平和のシンボル」である。
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