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第358回2003年07月06日
バーミヤン渓谷の景観と遺跡(アフガニスタン)
遺産名:
バーミヤン渓谷の景観と遺跡
Cultural landscape and archaeological remains of the BamiyanValley
所在地:アフガニスタン(Afghanistan)
分 類:C(i)C(ii)C(iii)C(iv)C(vi)
登録年:2003
放送日:2003年07月06日
放送回:第358回
バーミヤン渓谷の景観と遺跡
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アフガニスタンの中央部を走るヒンドゥークシュ山脈。5000m級の山々が連なる。その豊富な雪解け水が、標高2500mの緑豊かなバーミヤン渓谷をうるおしている。ここに6世紀から8世紀にかけて、数千人の僧侶のいる一代仏教王国があった。都を見下ろす1.3kmの崖には、東西の大仏を始め、およそ750の石窟があった。7世紀に中国からインドへ行く途中、この地に寄った玄奘法師三蔵は、金色に輝く仏たちに驚嘆の声をあげた。
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かつて、ここには世界最大・高さ55mの大仏があった。しかし、それは、世界中の嘆願も虚しく、2001年3月、当時アフガンを支配していたタリバン政権により爆破されてしまい、瓦礫となってしまった。1979年のソ連軍侵攻以来20年以上も続いたアフガン内戦では、多くの人々が犠牲になったが、文化遺産もまた大きな被害を受けた。
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いくつかの石窟には、内戦の危機を乗りこえ、見事な壁画が残されている。なかでも、歌舞音曲を楽しむ、天上界の楽師を描いている、このi洞の壁画は、ほとんど唯一、顔の表情がわかる貴重な画像だ。輪郭線を強調した画法は、中国、朝鮮を経て、遠く日本に伝えられ、法隆寺の壁画にも影響を与えていると言われる。
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石窟には、壁画を剥ぎ取った痕が無数に残されている。内戦中はもちろん、最近も壁画の盗難は続いているのだ。そこで、今も続く破壊の危機を食い止め、修復への道筋をつけるため、今年7月の世界遺産委員会で、バーミヤンは世界遺産に登録された。番組では、それにあわせて、バーミヤンやアフガンの文化遺産の現状を緊急レポートする。
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