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第355回2003年06月15日
ブルノのトゥーゲントハット邸(チェコ)
遺産名:
ブルノのトゥーゲントハット邸
Tugendhat Villa in Brno
所在地:チェコ(Czech Republic)
分 類:C(ii)C(iv)
登録年:2001
放送日:2003年06月15日
放送回:第355回
ブルノのトゥーゲントハット邸
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チェコ共和国、第二の都市、ブルノ。
スロバキアと共に独立国家となった第一次世界大戦の直後、ブルノは繊維工業の街として発展した。
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1930年、この街を一望する丘に、一軒の個人住宅が建てられた。当時としては画期的なブルノでただ一つの鉄骨とコンクリートの建物。この住宅を設計したのは、20世紀最高の建築家、ミース・ファン・デル・ローエ。全体の構造からインテリアの細部に至るまでこだわり、まるでオブジェのようにシンプルで美しい空間を創造した。
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ミースは、過去の模倣に頼る建築を徹底的に否定。「新しい形」とは、今までにない素材から、必然的に生まれるものだと考えた。その素材とは、鉄とガラス。彼はこの住宅によって、新しい時代の豊かな生活の在り方を提案した。椅子は、ミース自らがこの家のためにデザイン。スチールという素材の機能と美しさを追求した結果のカタチなのだ。他にも、バルセロナ万博のためにデザインした椅子など、この空間にふさわしい自分の家具を選び、配置した。
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トゥーゲントハット邸における椅子は、座るためだけのものではない。近代建築の巨匠によって計算し尽くされた住空間のオブジェでもあるのだ。ミースが創造した空間は、ミースのオリジナル椅子を配置した時に初めて、完成された芸術空間となった。
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