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第316回2002年09月01日
べームスター干拓地(オランダ)
遺産名:
べームスター干拓地
The Droogmakerij de Beemster (Beemster Polder)
所在地:オランダ(NETHERLANDS)
分 類:C(i)C(ii)C(iv)
登録年:1981
放送日:2002年09月01日
放送回:第316回
べームスター干拓地
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オランダの歴史は水との闘いの歴史。国土の3分の1が海面よりも低く元々人が住めるような土地ではなかった。そこで考えらだされたのが水車を使った揚水システムである。「神がつくった海をオランダ人が大地に変えた」というこの国のアフォリズムは風車の活躍とともに生まれた。
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オランダ最古の大型干拓地ベームスターは水深7mの湖だった。1607年、50基の風車が作られ干拓は始ったが、3年後予期せぬ嵐によって土地は再び水没した。そこで風車守のチーフ、レーフワーターが考案したのが、風車を3連にし約4m高い場所への排水を可能にした揚水システムである。その後、工事開始から5年の歳月を経て干拓は成功した。
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ベームスターは、「人の手によるユートピア」を夢見たアムステルダムの新興資産階級の投資先として計画された。街の一区画を四角にし、全体が幾何学的な土地ユニットの集合体になるようにした。「街が整然と美しい形であればこそそこに住む人も幸せになる」という古来の建築哲学を100%人工の干拓地にオランダ人は実践しようとしたのである。
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穀物栽培の土地として干拓されたが、土壌の性質が不向きであったため牧草地へと姿を変えた。1630年にパリでのチューリップの大流行をきっかけに花畑がつくられ、オランダのチューリップ栽培は今や世界一を誇る。オランダの春の風景は短く、チューリップの花は球根を守るためにわずか2週間で切り落とされてしまう。
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