
ベラヴェシュスカヤ・プーシャとビャウォヴィエジャ原生林のシンボルとも言えるヨーロッパバイソン。1910年代に第一次大戦の影響で絶滅の危機に瀕したが、1929年からビャウォヴィエジャ原生林での復活作業が実り、現在、ベラルーシ側・ポーランド側の森林内に、それぞれ二百数十頭づつが生息している。 |
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ポーランド側のビャウォヴィエジャ原生林は、数百年にわたって王室の狩り場として保護されてきた。そのため、当時の姿が今日まで残されている。森を訪れる人間は、「何も置いていってはいけない」「何も奪ってはいけない」というルールに従わなければならない。 |
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ベラルーシ側のベラヴェシュスカヤ・プーシャの面積はポーランド側の19倍の広さがある。森林地帯の大部分は平地で、こちらもほとんど人間の手の入っていない森が続いている。 |
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ベラヴェシュスカヤ・プーシャの中には政府官庁「ビスクリ」と呼ばれる建物がある。旧ソ連時代には共産党幹部の別荘として使われていた。1991年12月、当時のベラルーシ・ロシア・ウクライナの首脳がここに集まり、ソ連崩壊に基づくCIS(独立国家共同体)の創立に同意する署名が行われた。 |
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